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2020.9.11 薬師寺の屋根瓦 里帰り

昭和26 年に国宝・薬師寺東塔(奈良市)修復のために県内の小中学校や高校が寄進した屋根瓦が、約70 年ぶりに中学校に里帰りしました。

 信濃教育会によると、昭和25 年に奈良県国宝保存連盟などが教育会を通じ、長野県内の学校に薬師寺修復のための「学徒募金」への協力を求め、松川中学校でも募金活動が行われました。その後、平成21 年に始まった薬師寺東塔の解体改修で、長野県内の学校名が刻まれた瓦約360 枚が発見され、再利用されなかった瓦が奈良県と長野県の絆を結ぶ「縁の瓦」として県内の各学校に返還されました。返還された瓦の裏側には「長野縣北安曇郡松川中學校」と刻まれており、村教育委員会は中学校に展示する他、すずの音ホールなどでも展示をする予定です。

 三輪校長は「戦後の厳しい時代に、国の宝を思って寄附を行う気概に感動しています。生徒たちには当時の方の文化や伝統に対する尊敬の念を感じてほしい」と話していました。

                                                                                                                                                                          

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