村長からのメッセージ

松川村は、 とてもあたたかみのある村ですよ!!

松川村長 須沢 和彦

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 このたびの20年ぶりとなった松川村長選挙では、大変多くの村民の皆さまからご支援・ご信任を賜り、第19代松川村長として村政を担わせていただくことになりました。

 こうして皆さまにご挨拶できることは身に余る光栄であると同時に、村民9千6百名の生命・財産を守り、村政の舵取りを任された村長として、課せられた使命と責任の重さに改めて身の引き締まる思いでございます。

 本村の人口は、2006 年をピークに減少傾向が続き、現在65歳以上の高齢者が人口の約34% を占めており、人口の減少と少子高齢化の進行は村の喫緊の課題であります。また、厳しい財政状況など、松川村を取り巻く情勢は益々厳しさを増しております。

 このように多くの課題はありますが、このたびの選挙戦の中で感じた、松川村の未来へと繋がる今後のむらづくりに対する村民の皆さまのご期待にお応えできるようにこれからの4年間、しっかりと取り組んで参ります。

 私は、村の5年後、10年後を見据えた「人口が減少しても持続可能な村づくり」を念頭に村政運営にあたって参ります。

 そのために、急激な人口減少を防ぐための人口減少緩和策と、人口が減っても暮らしやすさが持続できるよう対応策を講じるという、この2つの柱で政策を考えて進めて参ります。
 そして、松川村が全国183 ある村の中で最も住み良く、暮らしやすい村だと村民の皆さまから思っていただけるよう、村外の方からは松川村を移住先と選んでいただけるよう、職員一丸となって村政運営に取り組んで参りますので、皆さまからのより一層のご指導並びにご理解とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
 結びに、村民の皆さまのご健勝とご多幸そして、村の益々の発展を願い、村長就任のごあいさつとさせていただきます。

「日本一暮らしやすい村」を目指して、次の5項目に取り組んで参ります。

1.安心して子育てできる環境づくり

 子育て世代の方への支援を更にするために小中学校の給食費無償化の実施や保育園の育休退園制度の改善、第2 子の未満児保育料減額を検討していきます。

2.高齢になっても暮らしやすい環境づくり

 現在、村社会福祉協議会が行っている「りんりん号」が更に利用しやすくなるように、利用者の皆さんの声を聞いて、運行内容を拡充し、高齢になっても安心して外出できるよう移動の足の確保に取り組みます。

3.移住・定住の更なる促進

 移住定住補助金の内容の拡充や空き家を活用しての人口減少緩和に取り組みます。また、降雪量が少なく、松本市、安曇野市、大町市などへの通勤・通学が可能な交通の利便性を活かしたベッドタウンとしての移住・定住も進めます。

4.安全・安心に暮らせる村づくり

 村民の皆さんに利用しやすいと言っていただけるような、住宅の耐震対策など災害時に備えるための補助制度を検討していきます。

5.地域の特性を活かし、産業振興に取り組む

 村の基盤である農業については、小規模農家への支援、また、将来の農地の受け皿づくりにも取り組みます。村の商業者を村民に利用していただく仕組みを考えていきます。既存事業者の事業規模拡大も含め、企業誘致にも取り組みます。