神社・寺院・道祖神
古を訪ねて道祖神・寺社めぐり
古の人々の思いを今に伝える文化財の数々。歴史の重さが、素朴なたたずまいの中に息づいている。
道祖神

「神の住む山」有明山を仰ぎ見ながら、厳しい自然環境のなかで日々の暮らしを送ってきた松川村の祖先は、古くから山と自然への畏敬の念を強くもち、神仏に対しても格別の敬意を払ってきました。
このような人びとの厚い信仰心のあらわれとして、松川村には神社や寺院、大黒さまや道祖神が数多くあり、さまざまな神話や風習なども残っています。
有明山社

主な神社には、県道有明大町線沿いの有明山社のほか、大和田神社、鈿女神社、細野神社などがあります。
寺院は、銅造菩薩半跏像で有名な町屋の観松院があります。
銅造菩薩半跏像

観松院の半跏像は、祖父が塚古墳とほぼ同時期の7~8世紀頃につくられたものと推定されています。
慈愛に満ちた優しい微笑みをたたえたこの菩薩半跏像は、県下最古の仏像であると同時に、数少ない金銅仏であり、昭和57年に国の重要文化財に指定されました。
また、高瀬川、乳川、芦間川の度重なる氾濫も人びとを悩ませつづけてきました。村人たちは石堤を築き、川沿いに水難除けの神である伊勢神明や「まんど様」などの祠を建立して、無事を祈りました。
これらの痕跡からは、神の怒りをどうにかして鎮めようとした先祖たちの必死な思いが伝わってきます。
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