松川村ツキノワグマゾーニング管理実施計画について
概要
近年、全国的にクマの目撃情報は増加傾向にあり、人身被害の発生件数も増加しています。
村では、クマとの遭遇や人身被害の防止に向けて、クマと人との適切な距離を保ちながら共存をめざす「松川村ツキノワグマゾーニング管理実施計画」を策定しました。
このゾーニングでは村内を「主要生息地域」、「緩衝帯地域」、「防除地域」、「排除地域」の4つのゾーンに区分して、人とクマとの棲み分けを行うとともに「排除地域」内にクマが出没した場合は、被害の有無にかかわらず捕獲するなどの対策をとります。
ゾーニングは、出没時の対応だけでなく、出没させないための対策にも取り組むこととされています。
村民の皆さまにお願いしたい取組は以下の通りです。
村民の皆さまへお願い
- 藪の刈り払い
- クマ等の野生鳥獣は、藪等の見通しの悪い場所を利用して移動します。そのため、身近に見通しが悪い場所があるとクマ等を誘引してしまう可能性があります。藪のなかを進んだ結果、人の近くに出てしまいパニックとなったクマが人を襲ってしまうことにつながります。このような人身被害を防止するためにも、自己の所有地や通学路等に隣接している藪の刈り払いにご協力ください。
- 防除(寄せ付けない)対策
- 作物残渣や生ごみは、放置すると野生鳥獣を誘引してしまう危険性があるうえに、クマは一度味を覚えてしまうと再び出没する可能性もあるため、以下のことを意識しましょう。
・家庭における野外へのゴミ箱設置は控えてください。
・ゴミ出しは夜間ではなく、収集日の朝に出すようお願いします。クマは夕方〜早朝に行動します。
・収穫した果樹や、落果といった不要な農作物は放置せず回収してください。
・柿など果実の早期収穫、放任果樹の剪定や伐採、農地への電気柵設置など対策に努めてください。
・漬物や味噌などの保存食は屋内で保管してください。密閉していてもクマを寄せ付けます。
・ガソリンや灯油等の燃油はクマを誘引するため、屋内で保管してください。
- クマや痕跡を見かけたらすぐ連絡を
- クマの目撃だけでなく、糞や足あと、引っかき傷などの痕跡も、早急に役場経済課までご連絡ください。
松川村ゾーニング管理計画の詳細はこちら
クマからどう身を守るかの動画はこちら
https://www.vill.matsukawa.nagano.jp/life/?content=1082&id=1082&preview=true