本文へ

下水道の正しい使い方

ページ番号
1100843
更新日
  • Xでポスト
  • Facebookでシェア

下水道の正しい使い方

下水道は自然や皆さんの生活環境をよりよくするための公共の財産です。
下水道に汚水を流すときは、個人個人が十分に注意して、大切に正しく使用しないと施設が十分に機能しなくなり、故障原因者はもちろんのこと、周辺の下水道使用者の方々にも影響があります。
下水道に汚水を流すときは、次の点に注意しましょう。

  • 油類を流さない

排水口に油を流すと、油が冷えて固まってしまい排水管や下水道管が詰まってしまいます。料理で使った油は新聞紙や古い布で吸い取り、燃えるゴミとして出しましょう。
また、ガソリン、シンナー、石油、アルコール類など揮発性の高い危険物を流すと、爆発して大事故の原因になります。絶対にやめましょう。

  • 野菜くずや食べ残しを流さない

野菜くずや食べ残しを流すと排水管や下水道管が詰まる原因になります。水気をよく切って燃えるゴミか生ごみとして出すようにしましょう。

  • 水洗トイレにトイレットペーパー以外のものは流さない

水に溶けない紙や紙おむつ、タバコやガムなどを流すと排水管や下水道管の詰まりの原因になりますので流さないようにしましょう。

  • ビニール片や割り箸・爪楊枝を流さない

ビニール片や割り箸・爪楊枝を流すと、排水管の中に引っかかり、つまりの原因になります。これらはゴミとして捨てましょう。

  • 薬品類を流さない

薬品類を下水道管に流すと、下水道管が変形したり、溶けたりして水漏れの原因になります。また、下水道処理場において、処理する微生物が減少し下水処理が困難になるなどの弊害を与えることになります。廃棄方法を確認し、適切な方法で処分してください。

  • 髪の毛を流さない

髪の毛を排水口に流すと、排水管や下水道管の繋ぎ目に引っかかったり、他の汚物と絡まったりして詰まりやすくなります。排水口には目皿などを置くようにして、髪の毛が流れないように注意しましょう。

  • 熱湯を流さない

排水管には高温に弱い材質が使われている場合がありますので、熱湯を下水道管に流すと下水道管が変形する可能性があります。熱湯は冷ましてから流しましょう。

  • グリーストラップなど阻集器の適切な維持管理をしましょう(事業者の皆さんへ)

油、ゴミなどを除去する阻集器が設置されている場合(飲食店等)は、清掃を定期的に行いましょう。グリーストラップに溜まった油脂、残さ物は熱湯で流さず、必ず除去してください。流し続けると油分が固まり、下水道管を詰まらせる原因となり、原因者だけでなく、周辺の住民生活に多大な影響を与えることがあります。